ゾイドジェネシスまとめ、ストーリー編

ってな訳で、今回は全体的な話についてでも。

世界設定

文明崩壊から数千年後の世界で、一部を除くと技術/文化レベルは中世程度。ゾイド生産技術も完全に失われていて、遺跡や海底からサルベージしたものをレストアして使うのが一般的。例外はソラノヒトの末裔たるカトゥーンの街やソラノヒトから直接ロストテクノロジーを譲り受けているディガルドくらい、って所か。
んでこの設定、今までは一貫してSFだったのを突然ファンタジー風味の御伽噺にしたって事で結構賛否両論有ったみたいだけど…個人的には結構好きだったり。や、なんつーか∀ガンダムとかガリアンとか好きだからーって感じで。
とは言っても、肝心のソラノヒト関係のシナリオが結構雑だったのが残念だったり。大量のレッゲルを必要としていた理由とか、反ディガルド勢力を用意してまで「ディガルドによるレッゲル調達」に拘った理由とか、結構投げっぱなしな伏線が多かったしなぁと。

ストーリー

一言で言うと…なんだろう。ジュブナイル、軍記物、英雄譚、ボーイミーツガール…その辺の色々な要素を詰め込みすぎて迷走しまくった感が有るなぁとか何とか。まあ序盤の目的は「ジェネレーター職人探し」だったけど、中盤以降は「打倒ディガルド」で主人公一行の目的が変わってるからある程度は仕方ないと思うけど、もう少しコンパクトにまとめて欲しかったなぁと。とは言え、全体的に見れば無駄な話はそんなに無かったと思うし、コレはコレで良しの方向で。
でも、ジーン倒した後にエピローグが無かったのだけはちょっとアレだった気がしたりしなかったり。ルージは「戦争が終わったら〜」って事を何回か言ってたし、ダンブルは勝利宣言の時に「本当に大変なのはこれからだ」って言ってたし、ザイリンは「まだやるべき事がある」と言い残して去った訳だし。と言う訳で、個人的には中盤のロストテクノロジー巡り辺りの話を削ってでも「メインキャラクターのその後」をしっかりと描いて欲しかったなぁと。
…まあ、ぶっちゃけいらない子扱いのセイジュウロウとか無敵団の存在自体を削って(以下略)。

まとめ

今までの「ゾイド」のイメージを完全に崩して新しい切り口のストーリーとして描いたってのは評価できるけど、ちょっと荒削りな所が多いんじゃないかなぁとか何とか。や、面白かったか面白くなかったかって聞かれたら間違いなく面白かったって答えるけど、キャラクターのところで散々書いたとおりに、色々な所で後一歩が足りてないってのは見ててもどかしいのですよ。

そんな訳で今日はココまで。んで、明日ジェネシスの登場ゾイドについて書いたら終わりにしようかなと。