イース・オリジン

とりあえず全キャラでクリアしたんで、簡単な感想でも。

ストーリー

公式サイト見てもらえば解るけど、アドルの時代から700年ほど溯った古代イースの崩壊を描いた外伝、って所…なんだけど、一部のキャラ設定が凄い勢いで後付けされてたり改竄されてたりするのが微妙にアレかなと思ったり思わなかったり。や、<闇>の方々が「匣を開いてしまった〜」*1だとかその辺はまあ良いとしても、魔物の発生と女神の失踪の真相を全部知ってる人がイースの書を書いたことになってるのはどうなんだろうなぁと。つーか、ファクトの章の内容って確か「なんだか良く解らないけど魔物が消えて良かった良かった」って感じだったと思うんですけど、とか何とか。まあ、全体的に見れば今まで語られてなかった部分を上手く補完するって意味では悪くない話だったけどさ。

舞台

後に「ダームの塔」と呼ばれることになる巨大な建造物を、下から上までゴリゴリと攻略するって感じのステージ構成。とは言え、エリアごとに水とか溶岩とか流砂とかで特徴付けられてるんで、同じような所を延々探索してると感じさせないのは流石ファルコムか。まあ、初見の感想は「…DALK?」だったけどな!←えー

キャラクター

主人公は、斧と大剣が武器のユニカ、通常攻撃からしてショットが撃てるユーゴ、リーチ短いけどやたら速い鍵爪の男の3人なんだけど、正直言ってユニカとユーゴは前座っつーか何つーか。まあ、純粋にアクションゲームとして見るなら、全然違う動きをする3人のキャラが扱えるってのは悪くないと思うんだけど…攻略するマップが同じでボスも半分以上同じ、しかも事件の真相に迫りつつ黒幕と決着を付けれるのは鍵爪の男だけってのはちと微妙極まるような気がするのですよ。

ボス

基本的に、イース1と2に出てきたボスキャラを派手にリメイクした奴らばっかり。でも、たまにはティアルマスとドルーガーの事を思い出してあげてください。んで、軽く攻略でも…と思ったけど、ファルコム大好きっ!さんの攻略ガイドがあまりに的確すぎるんでそっちを見てもらう方向で。←えー

音楽

オリジナルの曲も結構多いけど、ロダの樹とか蒼哭の領域、あとダレス戦とラスボス戦辺りは旧作のアレンジ版が使われてたり。…でも、ジェノクレス戦がTention*2ってのはどうなんだろうなぁと思ったり思わなかったり…。

モード

難易度は三段階で、最初に選べるのはユーゴ編とユニカ編のストーリーモードのみで、クリアするとそのキャラのタイムアタックモードが追加されて、両方のストーリーをクリアすると鍵爪の男編のストーリーが追加、って感じ。んでコレもクリアすると鍵爪の男のタイムアタックとニューゲーム時にSPのボーナスを受けられるようになる、ってオマケが追加。

隠し要素

data.noって空のファイルをRELEASEフォルダの中に入れておくと難易度ナイトメアが選べるようになって、タイムアタック限定で「???」が使えるように。まあこれは本来パッチでリリースされる要素なんだろうけど…隠す意味あったのかなぁとか何とか。(追記:サポートプログラムVer.1.0.0.3を適用すると、この方法は使えなくなる模様)

総評

イースが好きなら買っとけって感じの一本では有るんだけど、イースが好きだからこそ出てくる不満も結構あるってのが微妙な感じ。

おまけ


むしろそこを描かずしてどうするファルコム

*1:イース6を参照

*2:イース1のダームの塔上層部