頼んでたGOSICK4巻が届いたんで、早速読んだんだけど…やっぱり「殺人事件の推理物」としては微妙だなコレ。つかむしろ、事件の真相に「意外な事実」がほとんど含まれていなかったのはある意味吃驚なのですが、とか何とか。いやまあ、事件の発端になった10年前の「兎狩り」の真相の方は意外すぎたと言うか、むしろ斜め上過ぎるネタな気がするけどさ。
とは言っても、この物語の魅力はそんな所に有るんじゃなくて、むしろフリフリでちんまくて甘(略)なヴィクトリカの可愛さ加減なのでノープロブレムと言うか何と言うか。や、キャラ的に言えば主人公の一弥の方も十分魅力的*1では有るんだけど…残念ながら4巻じゃあんまり見せ場がなかったからなぁ。まあ「約束だぞ」の件の後に夏休みを学園で過ごしておきながら*2、「艶事なんてぼくにはまだ〜」とか言い出すのはニヤニヤが止まらない程に微笑ましいんでコレはコレで良いんだけどさ。
まあそれはそうと、1〜3巻読んだ時にコレってゴシックミステリ言うよりむしろボーイミーツガール…とは言ったものの、冷静に考えるとコレの原作が出てた富士見ミステリー文庫って代表的なシリーズに
ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック! (富士見ミステリー文庫)
↑が挙げられると言うか、むしろ恋愛モノを書かないとLOVE寄せされてしまう恐ろしいレーベルだった事を思い出して俺、沈黙。「ミステリ」の定義は広大だわ…。←えー