長編の既刊は全部読んだんで、今度は短編を読んでみるか…と思ったら1日で全部読んでしまったんでまとめて感想でも。
1巻「春来たる死神」
長編1巻の前、一弥がヴィクトリカと出会うきっかけになった最初の事件の話。あと、セシル視点でヴィクトリカが学園に来てから一弥と出会うまでを描く話が1つ載ってるんだけど…これ読むとセシルの印象が結構変わってくる*1のですがどうすれば。つーか先生ごめんなさい、今まで貴女のことをダメな女教師*2程度にしか思ってませんでした…。
2巻「夏から遠ざかる列車」
長編4巻の後、夏休みに入って人が殆ど居なくなった学園で一弥とヴィクトリカがゴロゴロする話。と言うか、どっちかと言うとアブリル、セシルとゾフィ、瑠璃*3、警部辺りのサブキャラがメインで、たわいも無い日常をほのぼのと描いてるんだけど…この話の直後にかなりシリアスな5巻以降の展開が待っているかと思うと色々感慨深いなぁと言うか何と言うか。
3巻「秋の花の思い出」
長編6巻の後、またしても風邪引いて寝込んだヴィクトリカに物語を読んで聞かせる一弥の話。まあその話自体は割とどうでも良いと言うか、むしろラストのアブリルの親戚の話で色々吹いたのは俺だけで良い…。つかイギリスのエンジニアがフナクイムシ*4の動きからシールド工法を思い付いたってのは有名な話だけど、1800年代初頭の話な上に毛虫は関係ない*5ので、とか何とか。いやまあ、「この物語はフィクションです*6」って事なのかも知れんけどさ。
で、「秋の〜」のラストで長編7巻に繋がると思われるココ・ローズの謎の死について触れられてるんだけど…これが出たのって07年の4月なんだよなぁ。まあ、その後からコミック版の連載が始まって、そっちの方は今でもちゃんと続いてるって事は打ち切られたわけじゃないんだろうけど…なんつーか次が出るまで結構長そうだなぁと言うか何と言うか。