コメント返し

萌え萌え武器事典の新作について、突然コメントを求められてどうすれば良いんだ状態だったり。や、私も前情報でちょっと期待→各所のレビューを見て愕然→実際に手にとって絶望→そのまま緊急回避、のコンボを決めたクチだったりするのでちとアレなのですが…とりあえず、前作と次回作の事で思ったことをつらつらと書いてみようかなと。

本年6月に弊社より発売されました『萌え萌え武器事典』『萌え萌え銃器事典』。お陰様で大変な好評をいただきましたが、文章面で若干物足りないとのご指摘もありました。

…えーと…武器事典と銃器事典は「文章面で若干物足りない」んじゃなくて、「テキストは質、量ともに致命的に足りてない」ってのが正しいと思うのですが如何でしょうか。例えば武器事典の「ハンマー」の項目、私がライターなら…
『戦闘用のハンマーと言うと「シティハンター」や「吸血殲鬼ヴェドゴニア」に登場する、木槌や金槌を巨大にディフォルメ化したような武器を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実際に戦場で用いられたハンマー=戦槌は、金属製の鎧に身を包んだ敵を打ち倒す為に洗練された純粋な武器で、道具としてのハンマーとはまったく異なる物です。形状としては、50cm程度の長さの柄の先端に平たい槌頭と鋭く尖ったピックを備えた物が一般的で、ハンマーと言うよりはむしろツルハシに似ています。この長さと重さから繰り出される破壊力は凄まじく、槌頭で殴れば鎧の上からでも相手の手足をへし折り、ピックで突き刺せば鎧ごと胴体を貫通する事すら可能だったと言われています。』
ってな書き方をすると思うんだけど…実際はコレ(アキバブログさんより)だもんなぁ。つーか上段の解説では13世紀以降のヨーロッパ*1で実際に使われていた事が書かれているのに、本文ではピコピコハンマーにしか言及してないし、イラストの方は明らかに土木工事用の杭打ちハンマー*2だし…これは一体何の冗談なんだろう。しかもこの本、このページだけが特にひどいって訳じゃないってのがまた救えないと言うか何と言うか…。
まあそれはそうと、次回作の構成はこんな感じだとか。

この度、続編にあたる『萌え萌え幻想武器事典』が登場します。前回の武器事典は実在した武器を対象にしていましたが、今回は世界中に散らばる神話や伝説の中で登場する武器や防具をご紹介します。今度の『萌え萌え幻想武器事典』は文章部分を大幅に増強中!武器や防具の説明だけではなく、神話や伝説の解説なども盛り込んでいます。

史実の武器から「神話や伝説の中で登場する武器や防具」にシフトしたってのは賢い選択だなぁと。本物の存在しないファンタジー世界での武器防具なら、どんなに好き勝手絶頂極まりないアレンジのイラストを描いたところで「ファンタジーですから」って言えるし、「神話や伝説の解説など」を入れてテキスト部分を水増しすれば、少なくとも前作みたいな内容のスカスカなテキストにはならないだろうし。…とは言っても、前作を見る限りではそれでも微妙な本になる可能性があるけど…。ってかコレ、ピコピコハンマーにしてもそうだけど資料なんて端っから読まずに書きましたと言わんばかりの適当な解説があまりに多かったし。
んで、最後にイラストはと言うと、

当然、豪華イラストレーター陣による美麗な挿し絵も健在!

実はこのワタクシ、寡聞にして前作のイラストレーターが豪華だったのかどうかは良く解らないと言うか、むしろ知らない人ばっかりだったのですが…とりあえず次回は「武器を構えた女の子」に萌えを感じさせる事ができる絵師を採用して頂きたいな思うのですよ。前作は武器のデザイン*3とか銃器のディフォルメ*4は置いておくとしても、武器の重みが感じられなくて樹脂製のレプリカ担いだコスプレイヤーにしか見えなかったり、「とりあえずパンチラ絵を描いて、おまけに武器/銃器を付け足してみました」ってな感じだったり、むしろ端っから画面にほとんど写ってない構図だったりするようなイラストも結構有ったし。
まあそんな感じで、色々と長々書いたけど…一言で言うなら「お願いですから全体的にもうちょっと頑張ってください」って所かなぁ。ネタそのものは悪くないんだから、マトモな解説とイラストで構成してさえくれれば、アイテムコレクションとか武器事典とまでは言わなくても結構良い参考資料になるんじゃないかなと思うのですよ。
…ま、そんな当たり前の事が出来ないから前作みたいな本を出版するんだろうけどな!←まさに外道

*1:むしろ1400〜1500年代のインドとペルシアの方が有名な気が?

*2:一応、コレだけじゃなくて本当のウォーハンマーのイラストも載ってたけど

*3:柄がやたら長くて1m以上は有りそうな「メイス」は流石に笑った…ってかそれむしろ「モール」なので

*4:縦横比がおかしかったり、人物に比べて明らかに小さかったり