GOSICK2巻

先日買ってきた勢いでゴリゴリと読んだのですよ。んでコレ中身はと言うと、20年前の殺人事件と現在の殺人事件の2つの謎に挑みなつつ、ヴィクトリカの出生の秘密とか一弥のニブチンっぷりとかを描きつつ、って感じだけど…とりあえず幽霊船事件の真相を知った時に思ったむしろ斜め上過ぎるネタってのを前言撤回なぼくがここにいるふしぎ。いやそのなんてか、「ああ、ファンタジーだからな」「ファンタジーじゃあ、仕方ないな」状態と言うか。つーかつづりは違う*1けど「ゴシック」っつーと怪奇小説とか伝奇とかそういう意味もあったっけ、とか何とかそんな感じで。
まあそれはそうと、軽いデコピンでマジ泣きしたり、「絶交だ!」つーてだんまり決め込んだり、寝ぼけて結局口利いちゃったり、お風呂に漬かりつつ思わず歌(?)ってみたり、未来視の結果にベソかいてみたり、なんだかんだ言いながら一弥にデレデレ極まるヴィクトリカの可愛らしさが余りに致死量なんで満足…と言いたい所なんだけど、冷静に考えるとコレって1924年のヨーロッパだなんて激動過ぎるにも程がある舞台設定なんだよなぁ。つかイタリアは既にムッソリーニが政権を取ってるし、5年後にはアメリカが大恐慌に陥るし、10年後にはヒトラーが総統になるし、13年後には盧溝橋事件が起こるし、てな感じで未来視の内容含めて1巻ラストの「約束だぞ」が果たせぬ約束になりそうでアレなんだよな…ううむ。

*1:gothicとgosick